catch-img

顧客ロイヤルティを高める!リピーターを増やすブランド施策

“また選ばれる理由”は、価格や機能だけでは決まらない。

一度商品やサービスを選んでもらえたとしても、その関係が長く続くとは限りません。

むしろ今の時代は、選択肢が豊富だからこそ、「1回きり」の利用で終わってしまうケースも少なくありません。

だからこそ、多くの企業にとっての課題は──「どうすれば、また選ばれるブランドになれるのか?」

この記事では、リピーターを増やすためのブランド施策=“顧客ロイヤルティ”を高めるための考え方と実践のヒントを、わかりやすく解説していきます。



目次[非表示]

  1. 1.顧客ロイヤルティとは何か?
    1. 1.1.満足はしていたのに、離れてしまう理由
  2. 2.リピートされるブランドに共通する特徴
  3. 3.顧客ロイヤルティを高める3つのブランド施策
    1. 3.1.「ブランドらしい体験」を提供する
    2. 3.2.購入後の「関係設計」に力を入れる
    3. 3.3.“共感される姿勢”を言語化・可視化する
  4. 4.ロイヤルティ強化のヒント:行動を促す“仕組み”の活用
  5. 5.まとめ



顧客ロイヤルティとは何か?


顧客ロイヤルティ(Customer Loyalty)とは、あるブランドや企業に対してお客さまが感じる“信頼・愛着・継続意向”のことです。

ここで重要なのは、単なる「満足度」とは違うということ。

満足したからといって、また必ず選んでくれるとは限らないのです。


満足はしていたのに、離れてしまう理由

・競合の方が便利だった

・忙しくて比較検討する時間がなかった

・よく覚えていなかった

・購入プロセスが面倒だった

・気持ちのつながりを感じなかった

つまり、リピートを生むためには「利便性」や「価格」だけではなく、感情的なつながり=ブランドとの関係性がカギになるのです。



リピートされるブランドに共通する特徴


顧客ロイヤルティの高いブランドには、いくつかの共通点があります。

たとえば──


・体験の記憶が強く残る

→ 印象的な接客・パッケージ・世界観がある


・ブランドに“人”の存在を感じられる

→ スタッフの想いやストーリーが伝わっている


・再訪する理由やきっかけが明確

→ メールやSNSで上手にリマインドしている


・共感や信頼が積み重なっている

→ 商品だけでなく姿勢や価値観が伝わっている


ロイヤルティとは、「一度の体験」ではなく、複数回の接点で少しずつ育まれていくものです。



顧客ロイヤルティを高める3つのブランド施策


それでは、実際にロイヤルティを高め、リピーターを増やすにはどんな取り組みが有効なのでしょうか。ブランド視点での3つの軸をご紹介します。


「ブランドらしい体験」を提供する

単なる利便性や価格の勝負では、関係性は築けません。

ブランドの世界観や美意識、価値観を体験として提供することが、ロイヤルティの土台になります。

たとえば:

・商品のパッケージや使い方ガイドに“ストーリー”を添える

・サービス提供時のコミュニケーションに一貫したトーンをもたせる

・お礼状や同梱物に、その企業らしい言葉や工夫がある

「また会いたい」と思ってもらえるブランド体験こそ、ロイヤルティの起点です。


購入後の「関係設計」に力を入れる

一度買ってもらったあとが、むしろ本番です。

リピートされる企業は、購入後の体験やフォローアップが丁寧で、信頼が蓄積される設計になっています。

具体的には:

・商品発送後に活用方法を紹介するメールを送る

・購入者限定コンテンツやフォローメールを用意する

・「また頼みたい」と思うタイミングで、自然に思い出してもらえる仕組みをつくる

私たちも、ツールやプロモーションの設計において「購入後・体験後の導線」に力を入れています。お客さまとの関係性は、“その後の設計”で大きく変わると考えているからです。


“共感される姿勢”を言語化・可視化する

お客さまは、商品や価格以上にその企業が「どんな想いでやっているか」を見ています。

たとえば:

・サイトやパンフレットに、ブランドのビジョンや信条が言葉として表れているか?

・SNSでの発信に、一貫した価値観や誠実な姿勢がにじんでいるか?

・お客さまの声にどんな温度感で応えているか?

ロイヤルティを高めるには、機能や利便性に加えて「この会社を応援したい」と思ってもらえる“芯”を届けることが不可欠です。



ロイヤルティ強化のヒント:行動を促す“仕組み”の活用


とはいえ、共感や信頼だけでリピートが自然に生まれるわけではありません。

「思い出してもらう」「動いてもらう」仕組み=リテンション設計もあわせて必要です。

たとえば:

・サブスク型サービスの導入(定期利用のハードルを下げる)

・商品購入者向けのステップメールやリマインド設計

・会員限定のインタビュー記事やストーリー連載

・LINEやメルマガでのお役立ち+人肌感ある発信

ロイヤルティを高めるには、「関係性の熱量を維持するコミュニケーションの仕組み」が欠かせないのです。



まとめ


顧客ロイヤルティとは、一度の満足ではなく「また選びたくなる理由」の積み重ね。

商品力や価格以上に、体験の質・企業の姿勢・関係性の設計が問われています。

リピーターを増やすブランド施策とは、

情報発信やツール、接点すべてに「信頼され、思い出される工夫」を込めること。

それによって、単なる“購入者”ではなく、“応援者”や“仲間”へと関係が変化していきます。

私たちは、そうしたロイヤルティの設計こそが、長期的にブランドを育てていく礎になると捉えています。




中小企業のためのブランディング情報を発信する編集部です。企業の魅力を最大限に引き出し、伝わるブランド作りをサポートします。専門用語をなるべく使わず、誰でも理解しやすい記事をお届けすることが特徴です。ロゴや企業理念の作り方から、実践的なブランディング戦略まで、役立つ情報をわかりやすく発信していきます!


Tag

Recommended
おすすめの記事

Solution

Latest Stories
BMdsSTORY_ロゴ

デザイナー集団「Bookmark Designers」による、
お客さまの企業活動における課題解決に向けた活動や
私たちの普段の取り組みを発信



bkmk_rogo
〒160-0003
東京都新宿区四谷本塩町9-2 田中ビルB1

PR・販促ツールをお考えの方
・こんなお悩みありませんか?
・ブックマークのプロモーションツール制作
・対応ツール例
・わたしたちのクリエイティブ領域
・企画とデザイン、ディレクションが強み
・ご相談の流れ
・よくあるご質問


ソリューション
・事業概要
・solution menu

─ブランド構築
─プロモーションツール制作
─ブランドマーケティング

会社情報
・ブックマークとは
・message
・vision / mission/ core value
・3つの約束
・designers
・company profile
・history
・新ロゴへの想い


事例紹介
(BMDs STORY)