
伝え方を変えて印象刷新!リブランディングのヒント
ブランドを根本から変えなくても、“伝え方”を見直すだけで印象は大きく変わる。
「リブランディング」と聞くと、ロゴやネーミングの変更、企業理念の再設計など、大がかりな改革をイメージしがちです。
ですが、実際にはもっと身近で、実践しやすい第一歩があります。
それが、“伝え方”のリブランディングです。
今回は、プロモーションの視点から「伝え方を変えることでブランドの印象を刷新するヒント」をお伝えします。
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なぜ“伝え方”の見直しが有効なのか?
伝え方の見直しには、大きく3つのメリットがあります。
・コストを抑えてブランド刷新の印象を与えられる
・社内の体制を大きく変えずに実施できる
・実際の顧客接点を中心に改善するため、効果が見えやすい
とくに中小企業では、「そもそも伝えきれていない」「今のツールが魅力を引き出していない」ことが、ブランドの停滞感や選ばれにくさに直結しているケースが多く見られます。
伝え方の見直しポイント 〜プロモーションツール編〜
プロモーションツールは、お客さまとの「初対面の場」になることも多く、伝え方を変えるだけでブランドの印象がガラッと変わります。
パンフレットや会社案内を“読む資料”から“伝わるツール”に
・ストーリー仕立てにして、読みやすく感情に訴える構成へ
・「機能の紹介」だけでなく「価値の提示」へ視点を転換
展示会・商談用ツールで“説明”から“興味喚起”へ
・瞬時に引きつけるキャッチコピーの設計
・情報を詰めすぎず、「もっと知りたい」余白をつくる
Web・動画で“情報発信”から“ブランド体験”へ
・トーンやビジュアルの統一で世界観を形成
・顧客視点で「見たい、知りたい」に応える導線設計
伝え方を変えるリブランディングがうまくいく企業の特徴
“伝え方”の見直しが効果を上げやすい企業には、いくつかの共通点があります。
・すでに提供している商品、サービスに自信がある
・顧客の反応に「もどかしさ」を感じている
・「いい会社なのに、それが伝わっていない」と感じている
つまり、中身にブレがないからこそ、外に出す言葉や表現を整えるだけで伝わり方が変わり、ブランドの再評価につながるのです。
まとめ:リブランディングは“ゼロから”でなくてもいい
「リブランディング」と構えるのではなく、まずは“伝え方”のアップデートから始めてみる。
・パンフレットやWebサイトなど、目に触れるツールの表現を見直す
・顧客との接点でブランドの価値を伝える工夫をする
・伝わりやすく、印象に残る“ブランドの顔”を整える
伝え方を変えることは、いまあるブランドの“価値を正しく伝える”行為。
大規模な刷新でなくても、小さな伝え方の積み重ねが、ブランドの再評価と支持につながっていくと私たちは考えています。