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ブランド価値を高めるプライシング戦略!安売りせずに売る方法

価格を下げれば売れる――そんな時代は終わりつつあります。競合と同じ土俵で「価格勝負」を続けていては、利益は圧迫され、ブランドの信頼性まで揺らいでしまいます。

では、どうすれば価格を下げずに売れるのか?そのカギとなるのが、ブランド価値を高めるプライシング戦略です。

本記事では、ブランドを傷つけることなく適正価格で販売し、むしろ信頼を得て選ばれる方法を解説します。



目次[非表示]

  1. 1.なぜ「価格」だけで勝負すると危険なのか?
  2. 2.ブランド価値を高めるプライシング戦略とは?
    1. 2.1.ターゲットと価値基準を明確にする
    2. 2.2.価格にストーリー性をもたせる
    3. 2.3.競争軸を「機能・価格」から「体験・共感」に移す
  3. 3.実際に効果があった企業の例
  4. 4.まとめ:価格ではなく価値で選ばれるブランドへ



なぜ「価格」だけで勝負すると危険なのか?


価格を下げることで一時的に売上が伸びることはあります。しかしそれは短期的な話であり、以下のようなリスクをはらんでいます。

・利益率が下がり、事業の継続性が不安定になる

・「安い会社」というイメージが定着し、価値を伝えづらくなる

・ブランドの格が下がり、信頼性に影響を与える

特に中小企業においては、資本力で大手と勝負するのは難しいため、価格勝負に走るのは極めて危険です。



ブランド価値を高めるプライシング戦略とは?


安売りに頼らずに選ばれるためには、価格に「意味」を持たせることが重要です。つまり、その価格である理由が伝わる状態をつくることが、プライシング戦略の本質です。

以下のようなアプローチが有効です。


ターゲットと価値基準を明確にする

誰に、どんな価値を提供するのかを明確にすることで、相手が「その価格で納得できる理由」を持てるようになります。


価格にストーリー性をもたせる

素材へのこだわり、開発ストーリー、サポート体制など、価格の裏にある背景を伝えることで、単なる金額以上の価値を感じてもらえます。


競争軸を「機能・価格」から「体験・共感」に移す

安さや性能ではなく、「そのブランドと付き合う心地よさ」や「自分らしさが反映される」といった、情緒的価値を訴求することが、価格以外の選ばれる理由になります。



実際に効果があった企業の例


たとえばある地方の製造業では、「高品質なのに安い」と言われることが悩みでした。

そこで、製品開発の背景や手作業による検品体制、長年の職人の知見などをブランドコンセプトとして打ち出し、「手間ひまをかけたものづくり」として再定義。

結果として、価格を2割上げても注文が増え、「価値ある商品」としての評価が広がりました。



まとめ:価格ではなく価値で選ばれるブランドへ


安売りをしていては、いつか体力が尽きます。

中小企業が価格競争から抜け出すには、価格の背景にあるブランド価値を丁寧に伝えることが欠かせません。

私たちは、ターゲット視点での価値設計と、価格に説得力を持たせるプロモーション設計を通じて、「この価格なら納得できる」状態を生み出すことを大切にしています。

適正価格で選ばれるブランドへ。その第一歩は、価格ではなく、価値を語ることから始まります。




中小企業のためのブランディング情報を発信する編集部です。企業の魅力を最大限に引き出し、伝わるブランド作りをサポートします。専門用語をなるべく使わず、誰でも理解しやすい記事をお届けすることが特徴です。ロゴや企業理念の作り方から、実践的なブランディング戦略まで、役立つ情報をわかりやすく発信していきます!


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