［業種］

機械、家電・AV機器

［制作ツール］

100年史　正史　並製本

［ソリューション］ 

デザイン

［お客さまのニーズと課題］

創業100周年という大きな節目に際し、周年史の制作をご依頼いただきました。デザインにおいては、柔らかさや温かみを基調としながら、ミシンが持つ独特の質感やクラフト感、手仕事のぬくもりを丁寧に表現することが求められました。あわせて、「他にはない独自性を打ち出すこと」「心が和らぐような雰囲気とともに、洗練されたブランドイメージを感じさせる仕上がりにすること」といったご要望もあり、周年という特別な節目にふさわしい一冊となるよう、トーンとビジュアル表現のバランスに細心の注意を払って設計しました。

［ブックマークとしての改善／解決策］

全体を通じて、「ミシン線」をデザインのキーポイントとして設定しました。表紙・イントロ・扉・本文など、各所にこの要素を取り入れることで、一貫したトーンとブランドの象徴性を持たせています。特にイントロページでは、ミシン線が繋がっていく構成とし、「過去から未来へとつながるジャノメの歩み」を象徴的に表現しました。また、本文のフォーマットには布地のテクスチャーを用い、手仕事のぬくもりやクラフト感が伝わる、温かみのあるデザインを目指しました。

［お客さまの声］

仕上がりには大変満足しています。完成した年史を手にした瞬間、柔らかさと温かみのあるデザインが、まさに私たちのイメージ通りに表現されていて感動しました。ミシンならではのクラフト感や手仕事のぬくもりが、ページをめくるたびに伝わってきて、ブランドの品格や独自性も丁寧に表現されていることに感銘を受けました。細部にまでこだわったデザインは、まるで手作業で一針一針紡がれた物語のようで、会社の歴史を振り返るたびに心が温かくなる一冊に仕上がったと感じています。このような素晴らしい成果を実現してくださり、心から感謝申し上げます。